宝幢寺の鐘楼(1日午前0時10分頃)
宝幢寺の鐘楼(1日午前0時10分頃)
宝幢寺の十三仏も静かに年明けを見守る
宝幢寺の十三仏も静かに年明けを見守る
志木市柏町1丁目の宝幢寺(金剛光裕住職)では1日、市民による除夜の鐘が響きわたるなか、新年を迎えた。文殊堂では金剛住職による恒例の護摩焚きが行われた。記者も除夜の鐘をついてみると、澄み切った冷たい空気を厳かな鐘の音が震わせた。鐘つきの運営をボランティア協力していたボーイスカウト志木のスタッフから帰りにお札をいただいた。
参拝者で賑わう田子山富士塚と敷島神社
参拝者で賑わう田子山富士塚と敷島神社
社殿に展示されている絵馬
社殿に展示されている絵馬

 

志木市本町2丁目の敷島神社では、田子山富士塚を背に市場囃子連がお囃子を奏で、300メートルほどの参拝の長い列ができた。強風のため昨年のお守りなどのためのお焚き上げはその夜は行われなかったが、竹筒から注がれる御神酒や豚汁の振る舞いがあり、賑わいも見せていた。

田子山富士塚の右手にある社殿には県立志木高等学校美術部が子を描いた巨大絵馬が飾られた。神社総代の綱島氏の発案で2017年から開始しているので4作目の絵馬だ。社殿の周りをぐるりと十二支の絵馬が展示されるのを目指しているという。

志木のいろは商店会では、年明けを待つように大坂屋本店が営業しており、5代目店主・飯田彰太さんは、「2018年12月にリニューアルオープンし1年超となった。お店も少しずつ評価をいただいているので、今年はオリンピックに向け外国からのお客様対応など、世界のお酒をスローガンにボーダレスなお店にしていきたい」と話していた。元旦発行号の「スマイルよみうり」紙面に同店は紹介されていて、同紙持参でワイン10%オフになるので利用しよう(ひとり1回限定、2020年1月末まで)。
北北東の夜空を見上げると雲はほとんどなく、北斗七星が強固なチームを示しているように見えた。今年も商店会力はじ市民力が高まり、地域が元気になることを願ってやまない。
取材/ニュータイムス岩下“ジモアイ”隆