志木市観光協会では、ゆるキャラ©グランプリ2018でグランプリを受賞したカパル(志木市文化スポーツ振興公社のキャラクター)のトリックアートを志木駅東口ペデストリアンデッキ床面に制作。そのお披露目式が1月30日、同地で開かれた。

制作者の傍嶋氏とカパル
制作者の傍嶋氏とカパル

 

「巨大カパルのトリックアート」は、志木市の魅力を全国に拡散してもらおうと新河岸川に浮かぶ和舟や桜、田子山富士などの志木市の見どころを背景に描いて、SNSで発信を促進。大きさは約3.7メートル四方の作品で、制作したアーティスト・傍嶋賢氏は取材に対し、「川の水がこの街を発展させた。新河岸川、柳瀬川、伝説がある志木市のカッパ、田子山富士を実際に見た。カパルという地域に愛されているキャラクターを描けることが出来きとてもうれしい」と喜んでいた。

この日、制作を主催した市観光協会の星野博之氏は、「ペデストリアンデッキを活用した志木市の賑わいづくりに向け、第一弾はカパルを描いたチョークアート、第2弾は昨年10月にアートを公募し、多くの人が参加した。その中で厳正に審査してカパルのトリックアートが誕生した」とあいさつした。トリックアートは今年7月まで見ることができる。

 

香川市長は、「このペデストリアンデッキをひとつキャンバスとみたて、アートによる賑わいづくり第3弾も行い盛り上げたい」と意気込みを見せていた。カパルの特別住民票も1月30日より3月31日まで1万枚が発行される。ハッシュタグ「♯志木ってどこ」を付けてトリックアートをSNSで投稿した画面を志木市民会館やふれあいプラザ(マルイ8階)などの公共施設で提示したり、マルイファミリー志木など市内11か所で、それぞれ買い物をしたりすると特別住民票をもらえる仕組みもつくった。

 

 

取材/ニュータイムス岩下“ジモアイ”隆