(公財)志木市文化スポーツ振興公社のキャラクターで、志木市広報大使の「カパル」が11月18日、東大阪市で開催されたゆるキャラ©グランプリ2018in東大阪の決選投票で全国1位に選ばれた。

カパルは2000年に同公社のキャラクターとして考案されたものの、10年以上にわたり陽の目を見てこなかった。2011年に三次元化された後人気が出てきて、このグランプリにも2012年から5回エントリー。最後の挑戦として今回の6回目に、埼玉で初のてっぺん(全国1位)に輝いた。

志木市民会館パルシティロビーには優勝報告の展示がされた(11月19日朝)
志木市民会館パルシティロビーには優勝報告の展示がされた(11月19日朝)

 

総投票数は88万9,346票(内訳はインターネット投票数882,095票、東大阪現地投票数7,251票)で、決戦前は全国4位だったので、大逆転劇に一部の市民は、カパルグッズなども販売している志木市民会館パルシティへ朝から訪れ、TV局のインタビューに答えるなど盛り上がりを見せている。

 

香川武文志木市長は、「組織も無い、資金も無いカパルだったが、駅頭での活動などまさに草の根のごとく応援団が地道に支援の輪を広げてくれた賜物。正攻法でグランプリに向き合った姿勢が認められたことにもうれしく思う」とコメントした。

7月のカパル応援会で香川市長と(志木市役所にて)
7月のカパル応援会で香川市長と(志木市役所にて)

 

カパルは取材に対し、「今回、参戦を決めた時『てっぺんを目指す』なんて言ったけど、本音を言えばただのちっちゃな市のちっちゃな団体の1キャラがホントにてっぺんに登れるなんて思ってなかったんだおね…。でも、沢山のキャラ仲間や今まで出会ったお友達や、香川志木シチョー、志木市役所の皆さんの想いがカパルを押し上げてくれた。ホントにホントにちょーありカパールっ!
ゆるキャラ、ご当地キャラクターはそれぞれみんな立場も背負ってる街も違うけど、周りのみんなと笑顔になりたいって気持ちは一緒なんだおね。
これからは、今回競い合ったキャラ達とも、また一緒にあちこちに出没して、思い切りいぱーい遊んで沢山の笑顔に出会いたいおね」と答えてくれた。

 

今後、志木市はカパルに特別住民票を発行する計画だという。

 

取材/ニュータイムス岩下“ジモアイ”隆