「一度できたら一生もの!」と志木市教育委員会では、平成14年度より県内初の取り組みとして「逆上がりができるぞ教室」を毎年開催。これまで3,600人の子どもが参加し、980人へ逆上がり認定書を授与している。

 

今年も逆上がりができた瞬間の喜びや達成感を多くの子どもたちに実感させてあげたいと5月20日、宗岡第三小学校校庭で第16回の教室が行われた(志木市小・中学校体力向上推進委員会と志木市教育委員会が主催)。

 

この日集まった市内小学生ら約250人に対し、小・中学校の教職員60人が子ども一人ずつを個別に指導。若手教員も多く参加し、「がんばれ!出来るよ!」と声をかけながらの熱血指導が行われていた。主催者を代表して宗岡中学校の佐藤哲浩校長は、「今日はメモリアルとなる1000人目の達成者が出るかもしれません。がんばって練習して逆上がりができるようになってほしい」と述べた。

 

逆上がりができる練習として、①運動マット上で棒を使って回転する感覚をつかむ、②「さらし」の一方を鉄棒に結び、鉄棒と体が離れないようにする練習、③踏み台を使用して足を上へ蹴り上げる練習の3つのコーナーが設けられ、①から③まで練習した子どもが自身で逆上がりが出来ると認定書がもらえる仕組み。

①マットでの練習
①マットでの練習
②さらしを使った練習
②さらしを使った練習

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③ふみ台を使って蹴り上げる練習
③ふみ台を使って蹴り上げる練習

 

1000人達成記念の逆上がり認定書を手に喜びを見せる岩田君
1000人達成記念の逆上がり認定書を手に喜びを見せる岩田君

1000人目の「逆上がり認定書」を見事手にした岩田侑也君(志木小2年)は、「蹴るコツが分かり逆上がりが出来てすごくうれしい」と笑顔を見せていた。

関係者によると、特にいつまでにとはないが小学3年生までに逆上がりを出来るようになるのが望ましいという。

 

 

取材/ニュータイムス岩下“ジモアイ”隆