任期満了に伴う志木市議選挙が10日、投開票され14人の新市議が決まった。現職11、新人7人の計18人が立候補し、
新人5人が当選。投票率は前回の39.58%を1.17ポイント上回る40.75%だった。当日有権者数は5万8649人(男2万9
091人、女2万9558人)。

初当選の喜びを見せる穂坂氏(中央)と支援者=午後11時40分頃、志木市本町の選挙事務所で
初当選の喜びを見せる穂坂氏(中央)と支援者=午後11時40分頃、志木市本町の選挙事務所で

トップで初当選を果たした穂坂泰氏(42)は、昨年の県議選で支援者に迷惑をかけ
たことを振り返り、「申し訳なくて仕方がないという想いがあった。支えてくれ
た皆さんのお陰だ。これだけ多くの信頼をいただいたのは、期待されている証拠。
私の行動一つひとつが見られていくと思う。まずやりたいのは、多くの仲間に囲
まれて新たな志木市の未来をみんなでつくっていきたい。いただいた票に恥じな
いよう4年間しっかりと仕事をしていく」と目をうるませながら挨拶した。

 

穂坂氏は取材に対し、「靴が3足ダメになるほど何千人もの人に会った。市内を
まわる中で、志木市が何を考えているか分からない、市議会議員がどんな仕事や
っているか分からない、どうせ言ってもダメでしょという声がたくさん聞こえて
きた。いろいろな人の輪、ネットワークをつくって、市民が意見を言えるような
仕組みづくりをしていきたい。それによって市民が主役のまちづくりができるだ

ろう」と抱負を話してくれた。

 

選挙事務所にかけつけた元志木市長で父の穂坂邦夫氏は、「今回の選挙は私は一切関わりないよとやってきた。若い人たちの
力が実ったと思う。これからも(本人を)育てていただけるようお願いします」と述べた。

 

現職の内山純夫氏(68)は35票差で及ばなかった。現職の有賀千歳氏(62)も苦杯をなめた。

 

開票結果は以下のとおり(敬称略)。[定数14-候補18]   (丸数字は当選回数、お維=おおさか維新の会)

 

※4月10日午後11時15分選管確定(無効394、持ち帰り0)

2016志木市議選結果

※□は法定得票獲得

 

取材/ニュータイムス岩下“ジモアイ”隆